連載:失敗日記2:シュークリーム編

2016-12-15

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今回は、失敗日記の「シュークリーム編」です。

時間つぶしに、ぜひどうぞ。

失敗日記2:シュークリーム編

それでは、第2弾!
シュークリーム編を、お楽しみ下さい。

スポンジケーキの屈辱から数週間がたったある日。
まだあのときのことが忘れられない管理人。
いつも以上に気を引き締め、お菓子作りに精を出していた。
今度ばかりは気を抜けない理由があった…

そう今日はシュークリーム作りをするのだ。
初めてシュークリームを作ったときにマグレでうまくいったのを頼りに再度作ってみはしたが、そうそうマグレは続かないもの。

みごとに失敗した。

そんな苦い経験があったのだ…

「なぜうまくいかん。”エロイ エロイ レマ サバクタニ ” 良かろう!天よ百難を我に与えよ!すべてのりきってみせよう!! 」
「勝手に盛り上がってろ…」という周囲の声をよそに、『失敗しないシュークリーム』をキーワードに検索しまくった。

そして得た教訓がひとつ。
『シュー生地は温かいうちに混ぜるべし!』卵が冷めるとふくらまない。
そうどこのサイトにも書いてあった。(ような気がする。)
そのとき、また私の脳裏にある考えがひらめいた。

「そうだよ!冷めるのが駄目なら温めてやろう!」
思えばこの考えが思いついたときに、すでに私の未来は決まっていたのだ・・・
思い立ったが吉日とばかりに、早速シュー作りを始める管理人。
鍋にバターと水を沸かし、沸騰したらすぐに小麦粉を投入。

マッハのスピードで木べらで混ぜ、ここまでは何の問題もなく終わった。そうすべてはここからである。
あらかじめ湯せんにかけておいた卵を少しずつ加え、焼きに入った。

 「できるかな?できるかな?~♪」
故のっぽさんの気分で鼻唄を口ずさみ、期待に胸をおどらせて出来上がりをまった。

そして扉は開かれた。
だが、現実は残酷だった…。
「またか…また駄目なのか…?」

そうそこには今まで以上の失敗作がころがっていた…。
ふくらみさえせずに、バターがふつふつと活火山のようにたぎっているのを見て、私は死の病にかかってしまったようだった。
そう『絶望』という名の死の病に……

それからはしばらくシュークリームを見るのが辛かった。
誰かの完成品を見るたびに、流産をしてしまった妊婦が他人の子供をうらやむような…少し大げさではあるが、まさにそんな気持ちにおそわれた。

しかしある日、突然ふるい立った。

「これでは駄目だ!失敗は成功の母というではないか!私は天に誓ったはずではなかったか?百難を我に与えよ!と。」
すぐに立ち直った。
我ながらゲンキンな奴である。

そして今度はすべてを慎重にやり直した。
今度は湯せんなどと馬鹿なことをせず、普通に卵を割り、マッハを超え光速の速さで卵を混ぜていく。
翌朝、腕が筋肉痛になったのは言うまでもない。

そして、ついに私はやった。
完璧とまではいかないが、ふっくらこんもりと焼きあがったシュー。
「よく、よく私についてきてくれた…。」
そうシューに声をかけてやりたいぐらいだった。

愛娘を扱うようにていねいにシュー生地にクリームを詰め、食べた。うまかった…。

我知らず涙がこぼれた。

それは今までの自分との決別の涙だった

………to be continued……

今回は、シュークリームの失敗談を、ご紹介しました。

今でこそ上手くいくようになりましたが、シュークリームは手ごわかったですね。

次回は、来週にまた予定しています。

最後までお読み下さり、ありがとうございました!(´ω`)