さて、一応の終わりとなる、失敗原因を探るコーナー。
最後は、パイのデコレーションの失敗についてです。
参考になっていますでしょうか?
参考になっていれば、嬉しいです。
それでは、パイのデコレーションの失敗原因を探りましょう。
その1:上手く組み立てられない?
生地は引っ張らずに重ねます。
帯状の生地などは、無意識に引っ張ってしまうことが多いです。
生地を優しく持ったら、力を入れずに、土台の生地に移すようにします。
その2:クリームを重ねて絞り出してる?
アーモンドクリームは、高さを出す為に、直線に絞り出した後、
再度重ねて絞りだします。
生地の端まで平たく絞ってしまうと、クリームがはみ出し、見た目が悪くなることがあります。
端はあけるようにして、少しずらす感じで絞り出しながら、重ねます。
その3:生地に卵を塗る時は?
生地に卵を塗る時には、表面だけに塗るようにします。
生地の切り口に卵がかかってしまうと、層がくっついて、膨らみません。
生地の切り口に卵がくっついたりしないように、表面だけに薄く刷毛で塗ります。
この時に、卵が垂れてしまわないように、気をつけて下さい。
その4:リンゴを使う時には?
りんごなどを使う時には、カットした後、ばらばらの大きさにならないように気をつけます。
りんごは切った後に加工したりせずに、少しずつずらして、重ねるようにします。
りんごの大きさがばらばらだと、見栄えが悪くなりますので、
薄く均等な大きさにするように心がけます。
これは、他の果物でも共通です。
その5:パイのデコレーションのQ&A
Q1:ミルフィーユを切る時に、崩れない切り方は?
カードなどを添えて切ると、上手く行きます。
そのままだと、柔らかい生地と固い生地がある為、包丁だけでは、綺麗に切れません。
カードなどの平らなものを横に添えてから、切りましょう。
Q2:ミルフィーユの綺麗な組み立て方?
ミルフィーユは、クリームが熱などでだれてしまわないように、食べる直前に組み立てるのが最適です。
最後に粉砂糖を振ったりすると、ちょっと高級感が出ます。
Q3:ガレッドデ・ロワで、綺麗な模様を描く方法?
1:パイ生地にアーモンドクリームを詰め、刷毛で表面に卵を塗る。
2:包丁の先で軽く切れ込みを入れ、8等分くらいの線を入れる。
3:先ほどの線に沿って、葉っぱの形を、包丁の先で描いていく。
4:数か所、フォークで穴をあければOK!
と、こんな所で、失敗原因を探るコーナーは、一旦休止です。
本当にお付き合い下さり、ありがとうございます。
そのうち、気が付いた時に、このコーナーも少しずつ増えていくかもしれませんが、
今回で一応の終わりを迎えます。
コメント