スポンジケーキ(共立て式)を作る時に、
失敗をしない為に、やっておきたいことをまとめます。
その1:卵と砂糖はしっかりと泡立てる。
砂糖には、卵の気泡をつぶれにくくする作用があります。
泡立ての目安は、共立ての場合
生地が白っぽくなり、
持ちあげた時に、生地で文字が描ける程度
これを、リュバン(リボン)状といいます。
「8」の字が描ける程度ですね。
共立てケーキは、全卵を泡立てるので
この泡立てが一番の肝となります。
その2:卵の湯せんは、人肌で。
卵黄に含まれる油分は、泡立ちを妨げる効果があります。
そのため、ただ泡立てるだけでは、
時間がかかりすぎますし、
何より、上手く泡立たないことがあります。
そこで、お湯を沸騰寸前まで温め(60~80度くらい)
湯せんにかけながら泡立てると
卵のコシが切れて、泡立てやすくなります。
特に36度前後が、一番泡立てやすい温度なので
湯せんにかけながら泡立て
指を入れてみて、ほんのり温かく感じた状態になったら
ほぼ人肌の温度ですので
その温度になったら、湯せんから外し
室温で泡立てを続けると、時間短縮にもなります。
その3:バターは手早く混ぜる
バターは生地にコクを与えますが
バターの油脂には、消泡制(卵の泡を消す性質)があり
混ぜすぎると、生地のふくらみが悪くなります。
バターは出来るだけ少ない回数で混ぜ
すぐに焼くことで、しっかりと膨らんだケーキが焼けるようになります。
バターは直接ボールに入れると沈んでしまうので
必ず、ゴムべらなどに伝わせて流しいれ
その後、混ぜます。
と、この辺で、今回は終わりです。
前回と重なる項目もありますが、
スポンジケーキの作り方の参考になりましたら、幸いです。
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